愛犬の健康のために、毎日のフードに気を遣っている方も多いのではないでしょうか?
でも、どの低脂肪ドッグフードがいいの?
うちの子に低脂肪ドッグフードを与えても大丈夫?
そんな疑問にお応えするため、本記事では、低脂肪ドッグフードが合う犬種や特徴、おすすめのフードや注意点について詳しく解説しています。
低脂肪ドッグフードへの切り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
低脂肪ドッグフードの特性を知れば、愛犬にぴったりのドッグフードを見つけられますよ!
低脂肪ドッグフードとは?粗脂肪率をチェック!

分類 | 粗脂肪率 |
---|---|
高脂肪 | 18%以上 |
標準 | 12~17% |
低脂肪 | 7~11% |
療法食 | 6%以下 |
【注意点】 ドライorウェットでも粗脂肪率は変わるため注意しておく ドライは水分量が少ないため、粗脂肪率は高くなる 犬種・運動量によって標準でも高脂肪となることがあるため注意する |
低脂肪ドッグフードとは、一般的に粗脂肪率が11%以下のものを指します。
裏面の表示欄に「粗脂肪率」という項目があるため、低脂肪フードを探したい場合は、まずは表示を確認してください。

このパーセンテージはあくまで目安であるため「11%以上はだめ!」というわけではありません。
また、ドライは水分量が少ないため、粗脂肪率は高めに、ウェットは低めになります。
愛犬の好みとどれくらいの量を食べるかを含めて判断しましょう。
低脂肪ドッグフードはこんなワンちゃんにおすすめ|特徴7選


低脂肪ドッグフードを選ぶ前に、どんなワンちゃんに合うのかを知っておきましょう。
低脂肪ドッグフードへの切り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.太りやすい犬種
- ラブラドール
- ビーグル
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- バセット・ハウンド
- ブルドッグ
- コーギー
- ダックスフント(特に運動不足な場合) など
低脂肪ドッグフードは、太りやすいとされる犬種におすすめです。
食欲旺盛で運動量が少ない犬種、甲状腺機能低下症などホルモン分泌系の病気にかかりやすい犬種がこれにあたります。
また、十分な散歩時間が確保できない場合も、体重管理のために低脂肪フードの導入を勧められることがあります。
都会に住んでいるワンちゃんは、運動量が不足する傾向にありますので、特に注意が必要です。
参考:日本獣医生命科学大学獣医学部獣医保険看護学科「犬と猫の肥満ー2021年度アップデートー」
2.シニア犬(7歳以上)
低脂肪ドッグフードは、消化機能が低下するシニア犬にもおすすめです。
低脂肪にすることで胃腸への負担を軽減する効果が見込めます。



ただ、シニア犬でも元気でよく運動している子もいます。
その場合は、無理に低脂肪ドッグフードに切り替える必要はありません。
愛犬の体調や日々の運動量を考慮しつつ、低脂肪ドッグフードの導入を検討しましょう。
3.避妊・去勢後
避妊・去勢後のワンちゃんは、ホルモンの変化によって代謝が落ち、同じカロリーのものでも太りやすくなります。



そんな時に、低脂肪ドッグフードはおすすめです。
高脂肪のものはカロリーが高いものも多いため、避妊・去勢後は低脂肪ドッグフードを導入するのもいいでしょう。
ただ、若いワンちゃんの場合は、低脂肪ドッグフードだとエネルギー不足になる可能性も否定できません。
毎日の体重変化や体調、毛並み、皮膚の状態を観察しながら与えるようにしましょう。
参考:Cambridge University Press「Effect of dietary protein intake on the body composition and metabolic parameters of neutered dogs」
4.肥満気味・ダイエット中
体重を落としたいワンちゃんのカロリー管理のため、低脂肪ドッグフードを導入するのも一つの選択肢として有効です。



低脂質=ローカロリーではないものの、高脂肪フードよりカロリーは低い傾向にあります。
フードを減らすのも一つですが、お腹が空いておやつを欲しがる場合は低脂肪ドッグフードがおすすめです。
「ちょっとぽっちゃりしてきたな」「ダイエット中だから」という方は、ぜひ導入を検討してみてください。
5.膵炎・肝臓疾患などで療法食が必要
低脂肪ドッグフードは、膵炎・肝臓疾患などのワンちゃんにもおすすめです。
実際に、低脂肪の療法食を取り入れることで、病状が快方に向かったという研究結果もあります。
食欲が落ちていたり、下痢や嘔吐が続いている場合、膵炎や肝臓疾患の可能性もあります。
療法食として取り入れる場合は、獣医師の指導が必須ですので、早めに受診してくださいね。
6.【小型犬】太りやすい犬種・体質・室内飼い
- ミニチュアダックスフンド
- チワワ(特に避妊・去勢後)
- パグ
- ポメラニアン
- キャバリア
- シーズ―
- ペキニーズ など
小型犬で、太りやすい犬種や体質、室内飼いの愛犬には、低脂肪ドッグフードが合う場合があります。
太りやすい犬種はもちろん、ワンちゃんの体質的に太りやすい子もいます。



また、運動量が少なくなりがちな室内飼いの愛犬の体重管理にも一役買ってくれることでしょう。
もし、太りやすい犬種で室内飼いの場合や太りやすいと感じた場合は、低脂肪ドッグフードを導入してみてもいいでしょう。
ただし、エネルギー不足に陥る可能性もあるため、気になる場合はまず獣医師に相談してくださいね。
7.【大型犬】関節疾患のリスクが高い犬種
- グレート・デン
- ジャーマン・シェパード
- ロットワイラー など
低脂肪ドッグフードは、関節疾患のリスクが高い大型犬にもおすすめです。



関節疾患は、体重管理が重要になります。
食欲旺盛な子やちょっと運動が足りないかも・・・という場合には、脂肪分を抑えた食事を準備しましょう。
もちろん、運動することも大切ですので、低脂肪ドッグフードと併せて体重の増えすぎに気を付けましょう。
市販品でおすすめの低脂肪ドッグフード5選
AATU![]() ![]() | トライプドライ![]() ![]() | キアオラ![]() ![]() | ジウィピーク![]() ![]() | フィッシュ4ドッグ![]() ![]() | トライペット![]() ![]() | アルトゥザーノ![]() ![]() | ワイソン エピゲン![]() ![]() | オリジン![]() ![]() | アカナ![]() ![]() | テラ カニス![]() ![]() | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 | ヒューマングレード肉80%配合、穀物不使用の高たんぱくシングルプロテインフード | 世界唯一のグリーントライプ乾燥フードで消化・嗜好性に優れる | 放牧肉や天然魚を使用したニュージーランド産プレミアムフード | エアドライ製法で栄養を凝縮、98%が動物性原料 | 魚主体で低アレルギー、皮膚・被毛ケアに配慮 | 缶詰100%グリーントライプで嗜好性・消化・栄養補給をサポート | ドイツ製緑イ貝スナックで犬の関節ケアを目的とした栄養補助食品 | 世界初のでんぷん不使用、炭水化物ゼロのドライフード | 85%肉・魚配合、穀物ゼロの高たんぱく・高栄養フード | 地元産新鮮食材を使用し自社製造する高品質グレインフリー食品 | ヒューマングレード素材を使ったドイツ製プレミアムウェットフード |
こんな愛犬におすすめ | 高たんぱくで穀物が合わないアクティブな犬におすすめ | 食欲が落ち気味な犬や偏食傾向のある犬におすすめ | 放牧肉や天然魚で自然食志向の犬におすすめ | 生肉に近い食事を求める犬や消化器が敏感な犬におすすめ | 皮膚・被毛のケアやアレルギー対策が必要な犬におすすめ | 食いつきが悪い犬や消化促進をしたい犬におすすめ | 関節ケアや足腰の健康維持をしたい犬におすすめ | 低炭水化物または糖質制限が必要な犬におすすめ | 肉中心の高栄養食が必要な活発な犬におすすめ | 日常的にバランス良く高品質な食事を与えたい犬におすすめ | ウェットフード派で素材の安全性を重視する犬におすすめ |
味の種類 | 7種類 | 6種類 | 8種類 | 5種類 | 10種類 | 6種類 | 1種類 | 3種類 | 7種類 | 12種類 | 7種類 |
対応年齢 | 全犬種・全年齢対応 | 全年齢対応 | 全年齢対応 | 全年齢対応 | 全年齢対応 | 全年齢対応 | 成犬〜高齢犬向け | 成犬・シニア犬向け | 全年齢対応 | 全年齢対応 | 全年齢対応 |
品質 | ヒューマングレード肉使用 | 自然素材100% | 自然放牧肉・魚使用 | エアドライ製法 | 天然魚主体 | 100%グリーントライプ | ヒューマングレードの緑イ貝 | 炭水化物ゼロ | ヒューマングレード肉・魚使用 | 地元産新鮮食材使用 | ヒューマングレード素材使用 |
商品一覧 | \ 穀物不使用でワンちゃん喜ぶ / | \ 世界初のドライフード / | \ 食物アレルギーに配慮、穀物不使用 / | \ 栄養ニーズを満たす、究極のドッグフード / | \ 消化にいい魚のドッグフード / | \ 栄養が豊富に含まれる缶詰フード / | \ シニア犬におすすめの健康おやつ / | \ 夢のような理想のドライフード / | \ 動物本来の食事を再現 / | \ 愛犬の本能に応える高タンパク・グレインフリーフード / | \ ヒューマングレード品質のごちそうウェットフード / |
ここからは、市販品でおすすめする低脂肪ドッグフードを5つ紹介します。
低脂肪ドッグフードが気になるけどどれにしようか迷っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.Fish4Dogs【魚ベースで比較的安いウェットフード】


項目 | 内容 |
---|---|
味の種類 | サーモン ホワイトフィッシュ オーシャンホワイトフィッシュ マッカレル(サバ) アダルト シニア パピー用 小型犬用 |
フードタイプ | ドライフード ウェット(ムースタイプ) トリーツ(おやつ) |
対応年齢 | パピー〜シニアまで対応(ライフステージ別に設計) |
原産国 | イギリス |
原材料 | 例:サーモンアダルト(ドライフード) サーモン、ポテト、エンドウ豆、サーモンミール、サーモンオイル、ビール酵母、ビタミン・ミネラル類、ユッカ抽出物など |
品質 | 未使用:穀物(グレインフリー)、人工保存料、人工着色料、人工香料、遺伝子組換え原料 オメガ3脂肪酸豊富、関節ケア・皮膚被毛サポートに配慮 |
タイプ | 金額(税込) |
---|---|
ドライフード 1.5kg | 5,280円 |
ドライフード 6kg | 15,840円 |
ドライフード 12kg | 26,400円 |
ムース缶 100g×10個 | 4,400円 |
Fish4Dogsは、魚ベース素材を使った質の良い脂肪(不飽和脂肪酸)が含まれているフードです。
低脂肪ドッグフードは「ジーランディア ワラビー」で、粗脂肪率3%とかなり低めのパーセンテージです。
ウェットタイプで比較的安価に手に入るため、低脂肪ドッグフードを探している方は候補の一つとしてもいいでしょう。
「スーペリア ウェイトコントロール」も粗脂肪率5%と標準の中ではローファットといわれる部類に入ります。
「ちょっと体重が気になるかも・・・」という方の導入としてもおすすめですよ。
\ 消化にいい魚のドッグフード /
2.Terra Canis【獣医師推奨!缶詰タイプの低脂肪フード】


項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | Terra Canis(テラカニス) |
フードタイプ | ウェットフード(缶詰) ドライフード(ドロップスタイル) トリーツ |
特徴 | ヒューマングレード品質の食材のみを使用し、バイエルン州ミュンヘンの本物の食品工場で製造 |
主な原材料例 | 例:ビーフ、チキン、ターキー、野菜類(ズッキーニ、ニンジン、カボチャなど)、果物、ハーブ、ミネラル類など |
対応年齢 | パピー、アダルト、シニア別のラインあり ※特別食(胃腸サポート、腎臓ケアなど)も展開 |
原産国 | ドイツ |
品質 | 未使用:副産物、合成香料・着色料・保存料、遺伝子組換え原料、穀物(一部除く) ヒューマングレード品質でAAFCOやFEDIAF基準に準拠 |
タイプ | 金額(税込) |
---|---|
ウェットフード缶 100g | 880円 |
ウェットフード缶 200g | 1,100円 |
ウェットフード缶 400g | 1,540円 |
ウェットフード缶 800g | 2,420円 |
ドライフード(グレインフリー) 500g | 3,080円 |
ドライフード(グレインフリー) 1kg | 5,280円 |
トリーツ 50g〜60g | 1,320円〜1,650円 |
Terra Canisは、獣医師が推奨する療法食を取り扱っています。
その中でも「アリベット ローファット」シリーズは、粗脂肪率が1.5~4.3%と非常に低脂質です。
膵炎や肝臓疾患等で治療が必要な子への低脂肪ドッグフードにぴったりです。
缶詰タイプですので、水分が取りにくくなっている子や食いつきが悪い時にもおすすめですよ。
\ ヒューマングレード品質のごちそうウェットフード /
3.アカナ【体重管理が必要な愛犬にもおすすめ】


項目 | 内容 |
---|---|
味の種類(ラインナップ) | オリジナル、パピー、シニア、6フィッシュ、アダルト、レジオナルレッド、フィット&トリム、ツンドラ、ワイルドボア(トリーツ含む)など |
フードタイプ | ドライフード(粒タイプ)およびフリーズドライトリーツ |
対応年齢 | パピー・成犬・シニア用(ライフステージ別にラインナップ) |
原産国 | カナダ(製造:Champion Petfoods) |
原材料 | 85%以上が新鮮肉・魚(放し飼い鶏・七面鳥、卵、淡水・海水魚など)、果物&野菜約15%、穀類不使用(グレインフリー) |
品質 | 未使用:穀類、合成保存料、人工着色料、香料不使用。WholePrey™比率やStarch‑free設計で生物学的に適正なレシピ。 |
タイプ | 金額(税込) |
---|---|
ドライフード <スモールブリード 340g | 1,221円 |
ドライフード <アダルト 2kg | 5,610円 |
ドライフード <アダルト 6kg | 13,035円 |
ドライフード <アダルト 11.4kg | 21,505円 |
ドライフード <パピー 340g | 1,383円 |
ドライフード <パピー 2kg | 6,358円 |
ドライフード <パピー 11.4kg | 21,505円 |
アカナは脂肪を抑えた「ライト」ラインがあり、体重管理向けの低脂肪ドッグフードの取扱いがあります。
「ライト&フィット」は粗脂肪率11%と低脂肪ドッグフードとしては優秀です。
ドライフードで低脂質フードを検討するなら、まずは候補に入れたいドッグフードではないでしょうか。
特に病気等はなく、今後の体重管理のために食事を見直したい方におすすめです。
\ 愛犬の本能に応える高タンパク・グレインフリーフード /
4.AATU【グレインフリーでアレルギー対策にも】


項目 | 内容 |
---|---|
味の種類 | チキン サーモン&チキン ダック ターキー シェルフィッシュ ラム アンガスビーフ ポーク&ワイルドボア ツナ&サーモン など |
フードタイプ | ドライフード ウェット |
対応年齢 | 全犬種 オールライフステージ |
原産国 | スペイン |
原材料 | 80% チキン(50% チキン生肉(骨抜き)、30% ディハイドレートチキン)、サツマイモ、ヒヨコ豆、エンドウ豆、アルファルファ、チキンストック、サーモンオイル、ニンジン、トマト、チコリ、タピオカ、リンゴ、梨、クランベリー、ブルーベリー、マルベリー、オレンジ、ビルベリー、コケモモ、パセリ、ペパーミント、スピルリナ、海藻、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、カモミール、ローズヒップ、セイヨウイラクサ、ユッカ、マリゴールド、アニス果、フェヌグリーク、シナモン ※チキンの場合 |
品質 | 未使用:全ての穀類(小麦、コーン、米、大麦等)、植物性たんぱく質(グルテン、大豆)、動物副産物、ミール、合成保存料(BHA、BHT、エトキシキンなど)、合成着色料、合成香料、遺伝子組換え原材料 ※チキンの場合 |
タイプ | 金額(税込) |
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犬用缶詰 400g | 880円 |
ドライフード 1.5kg | 4,785円~ |
ドライフード 5kg | 12,320円~ |
ドライフード 10kg | 19,800円~ |
AATUは、新鮮な食材を主原料としたグレインフリーが特徴のドッグフードです。
「ウェット缶 ツナ&サーモン」は粗脂肪率6%で、アレルギー対策にもぴったりです。
AATUのウェット缶は、すべて粗脂肪率6%台かつ低価格ですので、低脂肪ドッグフードを試したい場合は検討してみてください。
水分がたっぷりなので、ドライフードのみだと食べづらい子にもおすすめですよ。
\ 穀物不使用でワンちゃん喜ぶ /
5.オリジン【高タンパクだが脂質抑えめフードも】


項目 | 内容 |
---|---|
味の種類(ラインナップ) | オリジナル、パピー、シニア、6フィッシュドッグ、アダルトドッグ、レジオナルレッド、フィット&トリム、ツンドラ、ワイルドボア(トリーツ)など |
フードタイプ | ドライフード(粒タイプ)およびフリーズドライトリーツ |
対応年齢 | パピー/成犬/シニア 各ライフステージ用あり |
原産国 | カナダ |
原材料 | 85%以上が新鮮肉・魚(放し飼い鶏・七面鳥、卵、天然淡水・海水魚など)、果物・野菜15%、穀類は一切なし(グレインフリー) |
品質 | 未使用:穀物、合成保存料、人工着色料、人工香料不使用。 WholePrey™ 比率とStarch‑free設計による生物学的に適正なレシピ。 |
タイプ | 金額(税込) |
---|---|
ドライフード 340g | 1,320円 |
ドライフード 2kg | 6,050円 |
ドライフード 6kg | 15,400円 |
ドライフード 11.4kg | 24,200円 |
フリーズドライトリーツ 42.5g | 1,980円 |
オリジンは、高タンパク質フードが主力で、素材選定の質が高いのが特徴です。
とはいえ、脂肪分抑えめの商品もあり、「フィット&トリム」は粗脂肪率が13%となっています。
こちらはダイエット等が目的というより、体重管理及び筋肉量の維持のために最適化されている商品です。
高タンパク低脂質フードを探している方は、オリジンのフィット&トリムを試しみてはいかがでしょうか?
\ 動物本来の食事を再現 /
低脂肪ドッグフードに切り替える際の3つの注意点


低脂肪ドッグフードに切り替える際、注意すべきことが3つあります。
切り替えの際は、本記事を参考にゆっくり進めてくださいね。
1.急な切り替えをしない!下痢・軟便の原因に!
低脂肪ドッグフードに限らず、初めてのフードは体質に合わなかったり消化不良を起こす可能性があります。



また、脂質が抑えられる分、消化スピードや満足感が変わることが考えられます。
そのため、フードの全量を一気に変えるのは避け、ゆっくり慣れさせていきましょう。
その方が、愛犬の体への負担、ストレスにもなりにくいですよ。
2.1週間ぐらいかけてゆっくり切り替えていく
【一般的なスケジュール】
1~2日目:新25%:旧75%
3~4日目:新50%:旧50%
5~6日目:新75%:旧25%
7日目以降:新100%
低脂肪ドッグフードに切り替えるのは、1週間ぐらいかけて様子を見つつ、ゆっくり切り替えていきます。



上記に、切り替えの際の一般的なスケジュールをまとめていますので、参考にしてみてください。
シニア犬や食事の変化に敏感なワンちゃんの場合、2週間以上かけてもかまいません。
愛犬の様子を見つつ、その子に合った期間を設けてくださいね。
3.体調は毎日チェックする
【チェックポイント】
便の状態:軟便・下痢が続いていないか
食いつきの様子:食欲が明らかに落ちていないか
活動量:活動量が著しく落ちていないか
低脂肪ドッグフードに切り替える期間は、毎日体調のチェックをしましょう。
食欲がなさそうな場合は、お湯でふやかしたりトッピングで調整してもかまいません。
ただ、フードを変えてから明らかに体調不良になっている場合や元気がない場合、フードが合っていないと考えられます。
その場合はすぐに切り替えは中止し、元のフードに戻してくださいね。
【注意!】低脂肪ドッグフードが合わない子もいる!
低脂肪ドッグフードは、体質的に合わないという理由以外にもおすすめしないワンちゃんがいます。
ここでは、低脂肪ドッグフードをおすすめしないワンちゃんについて解説します。
活動量が多い・若い・成長期の子犬にはNG
【必要な脂肪量】
成犬:最低5.5%以上
子犬:最低8.5%以上
低脂肪ドッグフードは、活動量が多い子、若い子、成長期の子犬にはおすすめしません。



こういったワンちゃんは、多くのエネルギーを必要としています。
低脂肪ドッグフードにしてしまうと、成長や活動に必要なエネルギーが十分に摂れない可能性が高くなります。
特に、子犬の場合は量も食べられないため、低脂肪ドッグフードにする必要もありません。
脂質もワンちゃんが成長や活動する上で必要な栄養素ですので、健康上問題がないワンちゃんは標準的なドッグフードにしましょう。
参考:Scribd「AAFCO Nutrient Profiles for Pet Food」
AAFCO「The Association of American Feed Control Officials – AAFCO」
低脂肪ドッグフードに関するよくある質問
低脂肪ドッグフードに関するよくある質問をまとめました。
低脂肪ドッグフードってどうなの?と疑問に思っている方はぜひチェックしてみてください。
- 低脂肪ドッグフードは低カロリーということ?
-
低脂肪ドッグフードが必ずしも低カロリーというわけではありません。
これは、カロリーが炭水化物やたんぱく質の含有量にも左右されるためです。
しかし、脂肪分が少ないとカロリーも抑えられる傾向にはあるため、標準のものよりはカロリーが低めになるともいえるでしょう。
低脂肪かつ低カロリーのフードを探す場合は、100gあたりのカロリーも一緒にチェックするのがおすすめです。
- 健康のために低脂肪ドッグフードを与えたいが大丈夫?
-
栄養バランスがとれていれば、低脂肪ドッグフードを与えても問題ありません。
しかし、目的に応じてドッグフードを選ぶことは大切なことです。
特に疾患がないなら、活発な子や若い子、成長期の子犬には、低脂肪ドッグフードは少々物足りないかもしれません。
シニア犬や肥満予防などの目的がなければ、標準のフードで十分健康的な食事ができますよ。
- 低脂肪ドッグフードは手作りしてもいい?
-
低脂肪ドッグフードの手作りをしても問題ありません。
ただ、栄養バランスの管理が難しいという点には注意が必要になります。
実際、たんぱく質・カルシウム・ビタミンなどのバランスを計算して作るのは難しいでしょう。
おすすめは、市販の低脂肪ドッグフードを活用しつつ、トッピングなどで手作りを取り入れる方法です。
バランスよく、かつ手作り要素も取り入れられるため、なるべく添加物を入れたくない方にもおすすめですよ。
まとめ
今回は、低脂肪ドッグフードについて解説しました。
低脂肪ドッグフードは、合う子と合わない子がいるため、食事として取り入れる場合は慎重になる必要があります。



特に、成長期や運動量が多いワンちゃんは、健やかな成長のためにも標準フードが良いでしょう。
しかし、適切に導入していけば、愛犬の健康のための一助となるため、体調をよく見てから導入を検討しましょう。
導入前には獣医師に相談し、体重管理等のアドバイスももらっておけばさらに安心です。
低脂肪ドッグフードで、愛犬とともに健やかな毎日を送りましょう!
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