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愛犬の食物アレルギー対策ドッグフード5選!アレルゲンカットの選び方も

愛犬のアレルギー対策におすすめ!アレルゲンカットのドッグフード5選

愛犬に皮膚のかゆみや発疹、下痢・嘔吐などの症状が見られたら、食物アレルギーかもしれません。

放置すると症状が悪化し、慢性的な皮膚炎や体調不良につながることもあるので、早期の対処が必要です。

「食物アレルギーになったらどうすればいいの?」

「アレルギー対策におすすめのフードはどれ?」

そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では愛犬が食物アレルギーになってしまったときの対処法や、おすすめのドッグフードについて解説しています。

最後まで読めば、愛犬の症状への正しい対処法や、アレルギーを緩和できるフードを知ることができますよ。

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執筆者

当サイト独自調査アンケートで、食物アレルギーに悩む人の声を聞いてみました。

犬のアレルギーがあるか飼い主105名へのアンケート結果
アンケート調査について

当サイトの独自調査アンケートは、Web上で集計しています。
クラウドワークスを使用して全国の犬の飼い主105名へアンケートを取った結果をもとにしています。

特に症状として多かったのは皮膚のかゆみ・赤み(48名)で、次いで下痢や嘔吐などの消化器症状(32名)が目立ちました。

さらに、67名がアレルギー対策フードを与えた経験があると回答しており、フードの切り替えを試す飼い主さんが非常に多いことも特徴的です。

執筆者

55名が「効果があった」と実感していて、正しいフード選びが症状改善に大切だとわかりますね!

参考文献
ペット栄養学会誌「イヌの食物アレルギー用療法食における原材料表記のないアレルゲン混入の実態調査2021
永田雅彦「犬のアレルギー性皮膚疾患における療法食の効果
大森啓太郎「ペット栄養学会誌, 25(1), 2022

目次

犬の食物アレルギー症状とは

犬の食物アレルギーは、特定の食材に過敏に反応してしまうことで起こります。

かゆみや赤みといった皮膚トラブルだけでなく、下痢や嘔吐など消化器系の不調として現れることも多いです。

ここでは、飼い主さんが早めに気づけるよう、犬に現れやすい代表的なアレルギー症状について解説しますね。

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皮膚症状(かゆみ・発疹・脱毛)

犬の食物アレルギーで最も多いのが皮膚に現れる症状です。

特に顔や耳、足先、お腹まわりなどはかゆみが強く出やすく、しきりに舐めたり掻いたりする様子が見られます。

その結果、皮膚が赤くただれたり、発疹が出たり、毛が抜けて脱毛につながることもあります。

執筆者

かゆみは夜間に悪化することもあり、眠れないほどストレスを感じてしまう犬もいますよね。

「ノミやダニかな?」と思いがちですが、実はフードに含まれるタンパク質や穀物が原因になっているケースも少なくありません。

参考:大森啓太郎「アレルギー疾患

消化器症状(下痢・嘔吐・軟便)

犬の食物アレルギーでは、皮膚トラブルに次いで多いのが消化器に出る症状です。

フードを食べた直後に吐いてしまったり、慢性的に下痢や軟便が続いたりするのが特徴です。

特に「元気はあるけれどお腹の調子だけ悪い」というケースは、アレルギーによる消化器症状の可能性があります。

執筆者

下痢や嘔吐が繰り返されると、栄養の吸収がうまくいかず、体重減少や毛艶の悪化につながることもあります。

参考:大森啓太郎「アレルギー疾患

耳・目・呼吸器に現れる症状

犬の食物アレルギーは、皮膚や消化器だけでなく耳や目、さらには呼吸器にも症状が出ることがあります。

耳では外耳炎のように耳の中が赤く腫れる・かゆがる・耳垢が増えるといった症状が見られます。耳をしきりに掻いたり、頭を振ったりする行動が続く場合は要注意です。

目では涙や目やにの増加、充血が起こることがあり、慢性的に続くと結膜炎の原因になることもあります。

執筆者

まれにですが、呼吸器に影響が出て咳やくしゃみ、鼻水といった症状が出ることも報告されています。

参考:一般社団法人 福岡市獣医師会「耳の病気

成長不良や元気がなくなるケース

犬の食物アレルギーは、成長や体力にも影響を及ぼすことがあります。

慢性的にアレルギー反応が続くと、栄養が十分に吸収されにくくなり、子犬の場合は体重が増えにくい・骨や筋肉の発達が遅れるといった成長不良が見られることがあります。

また、成犬やシニア犬でも「なんとなく元気がない」「遊びたがらない」といった様子が出ることがあり、これは体が常に負担を感じているサインかもしれません。

食物アレルギーによる栄養障害が隠れている可能性があるため、早めに動物病院で相談し、食事やフードの見直しを検討することが大切です。

食物アレルギーが起きる原因

食物アレルギーは、愛犬が特定の食材を食べることで発症します。愛犬の生活の質を大きく左右するため、早期発見と適切な対処が重要です。

最初に、食物アレルギーの代表的な症状とその原因について詳しく解説していきます。

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原因1:食べ物に含まれるアレルゲンへの過剰反応

原因となる食材発生比率
牛肉36%
乳製品28%
小麦15%
10%
鶏肉9.6%
羊肉6.6%
大豆6%
引用:Food allergy in dogs and cats: a review

食物アレルギーは、食事によって摂取した物質に対して体の免疫反応が過剰に起こり、それがもとで体に様々な症状が出るものです。

過去の研究により、アレルゲンとなる可能性が高い食材は牛肉・乳製品・小麦・卵・鶏肉などの様々なものが特定されています。

執筆者

ある犬にとっては無害でも、別の犬には強いアレルギーを引き起こすことがあります。

そのため、個々のケース別にアレルゲンを特定することが必要になります。

原因2:遺伝的要因による体質

特定のアレルゲンに対してアレルギーを起こすかどうかは、犬ごとの免疫システムの個体差によります。

このような個体差は、親犬から子犬へ遺伝的に引き継がれることがあるため、親犬がアレルギーを持っているとその子犬もアレルギーを発症する可能性が高いことを頭に入れておきましょう。

また、遺伝的な要因により、特定の犬種では免疫のバランスが崩れやすくアレルギーを発症しやすいという傾向も知られています。

遺伝的なリスクの高い犬種では、気になる症状があれば早めに獣医師に相談することをおすすめします。

原因3:同じ食材を長期間与え続けたことによる過敏反応

犬の食物アレルギーは、必ずしも初めて口にした食材で起こるわけではありません。多くの場合、長期間同じ食材を食べ続けた結果、その物質に対して体が過剰に反応するようになるケースが見られます。

同じ食材を毎日摂取し続けることで、犬の免疫システムがその成分を「異物」と認識し、攻撃するようになるためです。

特に市販のドッグフードには鶏肉や牛肉、小麦、大豆などが含まれることが多いため、異なるフードを食べているようでも同じ食材を食べ続けてしまい、その結果アレルギーが発症することがあります。

原因4:腸内環境の乱れ

犬の食物アレルギーには、腸内に生息する善玉菌や悪玉菌と呼ばれる細菌のバランス、いわゆる腸内環境が大きく影響しています。

腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が増えると、腸のバリア機能が低下します。

その結果免疫のバランスも崩れ、本来は無害な食べ物にまで過剰に反応してしまいます。

執筆者

これが食物アレルギーのきっかけになるのです。

腸内環境は、添加物などの食事の栄養や、運動不足などのストレスによって悪化します。愛犬の健康を守るためには、日常の食事や生活習慣を見直すことが大切です。

愛犬のアレルギー対策!ドッグフードの選び方

愛犬の食物アレルギー対策には、アレルゲンを含まないドッグフードを適正に選ぶことが重要です。

ここでは、ドッグフードの選び方のポイントを解説します。

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小麦・とうもろこしなどの穀物不使用のフードに切り替える

犬は本来肉食に近い雑食動物です。穀物の消化は得意ではないため、小麦やとうもろこしなどの穀物が食物アレルギーの原因となるケースが多くあります。

その場合は、穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードに切り替えるのがおすすめです。

グレインフリーフードでは、小麦・とうもろこしなどの穀物を一切使わず、主原料としてサツマイモやジャガイモ、豆類などを使用しています。

タンパク源にはチキン・ラム・魚などを組み合わせて、トータルの栄養バランスを確保しています。

グレインフリーのフードは、アレルギー対策だけでなく、便秘や下痢などの犬の腸内トラブルの予防や、毛ツヤの改善などの効果も期待できる点も大きなメリットです。

ラムのみ・サーモンのみなどのシングルプロテインのフードに変える

シングルプロテインフードのタンパク源特徴
ターキー(七面鳥)低脂肪・高タンパクで、アレルギーリスクが低め。
ラム(羊肉)鉄分豊富で皮膚・被毛に良い。比較的アレルギーが出にくい。
フィッシュ(魚類)オメガ3脂肪酸豊富で皮膚・関節ケアに良い
カンガルー肉高タンパク・低脂肪で珍しいためアレルギー対策向き。
ダック(鴨肉)香りが強く嗜好性が高い。鉄分・ビタミンB群豊富。

アレルゲンカットには、1種類の動物性タンパク質だけを使用したシングルプロテインのフードが有効です。

ラムのみ、サーモンのみといった限定された食材で作られたフードは、複数のタンパク源が混在している製品よりもアレルゲンを避けられる可能性が高くなります。

また、これまで食べさせていなかった新しいタンパク源のフードを選べば、食物アレルギーのリスクはより低くなります。

過去に摂取した経験がある食材はアレルゲンになっている可能性があるため、ラム・ダック・カンガルーなど、普段あまり与えていない肉や魚を試しましょう

フードローテーションでアレルギーのリスクを軽減

犬の食物アレルギーは、同じ食材を長期間与え続けることで、その食材に対して免疫が過敏に反応し、発症する場合があります。

今は問題なく食べられていても、同じタンパク源ばかりを続けると、ある日突然アレルギー症状が出る可能性があります。

執筆者

これを防ぐためには、フードローテーションを検討しましょう。

フードローテーションは、一定期間ごとに主原料やタンパク源の異なるフードへ切り替える方法です。

例えば、2〜3か月ごとに「チキン→ラム→フィッシュ」のように食材を変えていきます。これにより特定の食材を長期的に摂取することを避けることができます。

参考:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン

愛犬のアレルギー対策におすすめ|アレルゲンカットドッグフード5選

愛犬の食物アレルギーには、特定のタンパク源や穀物などのアレルゲンを徹底的に排除した「アレルゲンカットドッグフード」を活用しましょう。

ここでは、愛犬のアレルギー対策に役立つ5つのドッグフードを厳選して紹介します。

【AATU】七面鳥・鴨・サーモンなどの多様なシングルプロテインフード

AATU イメージ画像
スクロールできます
項目内容
味の種類チキン
サーモン&チキン
ダック
ターキー
シェルフィッシュ
ラム
アンガスビーフ
ポーク&ワイルドボア
ツナ&サーモン
など
フードタイプドライフード
ウェット
対応年齢全犬種 オールライフステージ
原産国スペイン
原材料80% チキン(50% チキン生肉(骨抜き)、30% ディハイドレートチキン)、サツマイモ、ヒヨコ豆、エンドウ豆、アルファルファ、チキンストック、サーモンオイル、ニンジン、トマト、チコリ、タピオカ、リンゴ、梨、クランベリー、ブルーベリー、マルベリー、オレンジ、ビルベリー、コケモモ、パセリ、ペパーミント、スピルリナ、海藻、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、カモミール、ローズヒップ、セイヨウイラクサ、ユッカ、マリゴールド、アニス果、フェヌグリーク、シナモン
※チキンの場合
品質未使用:全ての穀類(小麦、コーン、米、大麦等)、植物性たんぱく質(グルテン、大豆)、動物副産物、ミール、合成保存料(BHA、BHT、エトキシキンなど)、合成着色料、合成香料、遺伝子組換え原材料
※チキンの場合
AATUのおすすめポイント
  • 1種類の動物性タンパク質のみのシングルプロテイン
  • 植物由来原料による100%ナチュラルなグレインフリーフード
  • 合成着色料、合成保存料、合成香料、遺伝子組換原料不使用

AATUは、新鮮な生肉を主原料としたシングルプロテインのフードです。七面鳥・鴨・サーモンなどの単一のタンパク源を主原料に、フルーツ、ハーブ、植物由来原料をふんだんに使用して作られています。

穀物、ジャガイモ、及びグルテンを一切使用しない穀物不使用(グレインフリー)のフードで、合成着色料、合成保存料、合成香料、遺伝子組換原料は一切使用していません。

主原料の肉・魚が全体の約80%を占めるリッチなレシピで、“効率の良い消化、栄養吸収”と“愛犬の満足”を両立した理想的なフードです。

\ 穀物不使用でワンちゃん喜ぶ /

【ジウィピーク】シングルプロテインのラインナップが豊富

項目内容
味の種類ビーフ
ラム
マッカロー&ラム
ベニソン
トライプ&ラム
チキン
オーシャンフィッシュ
など
フードタイプエアドライフード
ウェット(缶詰)
対応年齢全犬種 オールライフステージ対応
原産国ニュージーランド
原材料例:ラム(エアドライ)
ラム生肉、ラムトライプ、ラムレバー、ラムラング、ラムハート、緑イ貝、ラムキドニー、ラムボーン、ラムファット、イヌリン(チコリ由来)、乾燥ケルプ、ミネラル類、ビタミン類、酸化防止剤(天然ミックストコフェロール)など
品質未使用:穀物、グルテン、遺伝子組換え原料、合成保存料、人工着色料、人工香料、副産物ミール
高タンパク・高肉量設計(肉・内臓・骨・魚介を96%以上配合)
ジウィピーク のおすすめポイント
  • 肉類・魚介類の含有量96%以上の生肉食同等のプレミアムフード
  • ラム、鹿肉、魚などシングルプロテインの種類が豊富
  • 独自のエアドライ製法で生肉、内臓、魚の有益な栄養素を凝縮

ジウィピークは、食肉の品質管理が厳しいニュージーランドで厳選された高品質の原料を使用しています。

肉類・魚介類の含有量96%以上で、独自開発のエアドライ製法でゆっくりと乾燥させ、生肉、内臓、魚の有益な栄養素を凝縮させたジャーキータイプのグレインフリーフードです。

シングルプロテインフードのラインナップが豊富なのが特徴で、ベニソン(鹿)・ラム・グラスフェッドビーフ・マッカロー(サバ)など、ニュージーランド産の天然素材を選べます。

\ 栄養ニーズを満たす、究極のドッグフード /

【キアオラ】「単一肉原料+魚」に絞った低脂肪フード

項目内容
味の種類グラスフェッドビーフ
ラム&サーモン
グラスフェッドラム
カンガルー
ベニソン
チキン
フードタイプドライフード
対応年齢全犬種・全年齢対応(オールライフステージ)
原産国ニュージーランド
原材料例:グラスフェッドビーフの場合
ビーフ生肉、ドライビーフ、エンドウ豆、えんどう豆タンパク、鶏脂、亜麻仁、天然フレーバー、ミネラル類、ビタミン類、タウリン、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)など
品質未使用:穀物(小麦・米・とうもろこしなど)、人工着色料、人工香料、合成保存料、動物副産物
※高タンパク・低炭水化物設計
キアオラのおすすめポイント
  • 動物性タンパク質を「単一肉原料+魚」に絞った低脂肪フード
  • 肉原料MAX・植物原料最小限のグレインフリー
  • 食物アレルギーが気になるなら珍しいカンガルー肉のフードがおすすめ

キアオラは、世界的に優れた品質の肉、魚介、乳製品の生産国であるニュージーランドのドッグフードメーカーです。

動物性タンパク質を「単一肉原料+魚」に絞り、肉原料を最大限、植物原料を最小限に配合し、穀類不使用の食物アレルギーに配慮したフードを提供しています。

カンガルー肉を使ったフードが選べるのも特徴的です。低脂肪、高タンパク、低コレストロールのヘルシーなお肉で、珍しい食材のためアレルゲンになることが少ないのがポイントです。

\ 食物アレルギーに配慮、穀物不使用 /

【テラ・カニス】低アレルギーシリーズのウェットフードがおすすめ

項目内容
商品名Terra Canis(テラカニス)
フードタイプウェットフード(缶詰)
ドライフード(ドロップスタイル)
トリーツ
特徴ヒューマングレード品質の食材のみを使用し、バイエルン州ミュンヘンの本物の食品工場で製造
主な原材料例例:ビーフ、チキン、ターキー、野菜類(ズッキーニ、ニンジン、カボチャなど)、果物、ハーブ、ミネラル類など
対応年齢パピー、アダルト、シニア別のラインあり
※特別食(胃腸サポート、腎臓ケアなど)も展開
原産国ドイツ
品質未使用:副産物、合成香料・着色料・保存料、遺伝子組換え原料、穀物(一部除く)
ヒューマングレード品質でAAFCOやFEDIAF基準に準拠
テラ・カニスのおすすめポイント
  • アレルギーをもつ愛犬に配慮した、幅広いラインアップ
  • 「ピュアミート」シリーズは、原材料の97%が厳選された単一のお肉
  • 「ハイポアレルゲン」シリーズはダチョウやカンガルーなどの新奇の食材が主原料

テラ・カニスは、100%人間用の原料を使用したヒューマンクオリティのフードを提供する、ドイツのフードメーカーです。

手作りのおいしさにこだわったメーカーですが、アレルギーを持つ愛犬に配慮した多様なフードを提供しているのも特徴です。

例えば、「ピュアミート」シリーズは、原材料の97%が厳選された単一のお肉で作られているシングルプロテインです。もちろん穀物不使用なので、アレルギーを引き起こしにくいレシピになっています。

また、「ハイポアレルゲン(低アレルギー)」シリーズは、ダチョウや馬肉、カンガルーなどの新奇のタンパク源を主原料にした缶詰で、こちらもアレルギー対策に好適です。

\ ヒューマングレード品質のごちそうウェットフード /

【フィッシュ4ドッグ】イギリス産の穀物不使用、魚のフード

項目内容
味の種類サーモン
ホワイトフィッシュ
オーシャンホワイトフィッシュ
マッカレル(サバ)
アダルト
シニア
パピー用
小型犬用
フードタイプドライフード
ウェット(ムースタイプ)
トリーツ(おやつ)
対応年齢パピー〜シニアまで対応(ライフステージ別に設計)
原産国イギリス
原材料例:サーモンアダルト(ドライフード)
サーモン、ポテト、エンドウ豆、サーモンミール、サーモンオイル、ビール酵母、ビタミン・ミネラル類、ユッカ抽出物など
品質未使用:穀物(グレインフリー)、人工保存料、人工着色料、人工香料、遺伝子組換え原料
オメガ3脂肪酸豊富、関節ケア・皮膚被毛サポートに配慮
フィッシュ4ドッグのおすすめポイント
  • 消化吸収に優れた魚をタンパク源にしたフード
  • 穀物不使用で、炭水化物にはポテト・エンドウ豆を使用
  • 魚に含まれる脂質は不飽和脂肪酸が皮膚の炎症を抑える

フィッシュ4ドッグは、イギリスのドッグフードメーカーで、タンパク源にサケ・タラ・スズキなどの魚を使用したフードを提供しているのが特徴です。

魚のタンパク質は動物の肉類よりも消化吸収に優れています。また、オメガ3必須脂肪酸( α-リノレン酸・EPA・DHA)などの不飽和脂肪酸が含まれており、皮膚の炎症を抑える効果が期待できます。

アレルゲンになりやすい小麦やトウモロコシなどの穀物は不使用で、植物性の成分にはポテトやエンドウ豆を使用しています。

イギリスの自社工場で、合成着色料・香料・保存料を使わず、自然由来の成分で丁寧に製造された安心できるフードです。

\ 消化にいい魚のドッグフード /

犬のアレルギー対応フードを与えるときの注意点

犬のアレルギー対策としてフードを切り替えるのはとても有効ですが、正しい与え方をしないと十分な効果が得られなかったり、かえって体調を崩してしまうこともあります。

特に食物アレルギーは原因となる成分が犬によって異なるため、獣医師のアドバイスを受けながら慎重に取り入れることが大切です。

ここでは、アレルギー対応フードを与える際に知っておきたい注意点を解説しますね。

必ず獣医師に相談してから始める

犬のアレルギー対応フードを与える際は、自己判断で始めるのではなく、まず獣医師に相談することが大切です。

かゆみや下痢といった症状はアレルギーだけでなく、感染症や寄生虫、消化器疾患などでも起こるためです。

誤った自己判断でフードを切り替えてしまうと、症状の原因を見逃し、治療が遅れてしまうリスクがあります。

執筆者

獣医師に相談すれば、血液検査や除去食試験などで原因を特定し、適切なフードを選ぶサポートを受けられます。

アレルギー検査を受けて原因を特定する

犬の食物アレルギー対策では、まず「どの成分に反応しているのか」を特定することが欠かせません。

かゆみや下痢といった症状だけでは原因を断定できないため、動物病院でアレルギー検査を受けるのが確実です。

代表的な方法としては、血液検査によるアレルゲン特定や、数週間〜数か月かけて特定の食材を除去・追加していく食事除去試験があります。

これにより、牛肉や鶏肉、乳製品、穀物など、愛犬が反応する成分を見極めることができます。

参考:東京農工大学農学部「犬におけるアレルゲン検査

与え方・保存方法にも注意

犬のアレルギー対応フードは、選び方だけでなく与え方や保存方法にも気を配る必要があります。

与え方については、必ずフードのパッケージや獣医師の指示を参考にし、犬の体重や活動量に合わせた適切な量を与えることが重要です。

保存方法は、開封後は密閉容器に移し替え、高温多湿を避けて冷暗所で管理するのが基本です。

フードが酸化すると栄養価が落ちるだけでなく、犬の体に負担を与える可能性もあります。

執筆者

特に大袋を購入する場合は、小分け保存を徹底すると安心ですよ。

手作りご飯は犬のアレルギー対策になる?レシピも併せて解説

食物アレルギーに悩む愛犬のために、「手作りご飯に切り替えた方がいいのかな?」と考える飼い主さんも多いですよね。

手作り食は食材を自由に選べるため、アレルゲンを避けやすいというメリットがあります。

ここでは、手作りご飯が犬のアレルギー対策として有効かどうかを解説し、実際に試せる簡単なレシピ例も紹介します。

結論:アレルギー対策になる!手作り食のメリット

犬の手作り食は、アレルギー対策として有効です。

食材を自分で選べるため、愛犬が反応するアレルゲンを徹底的に排除できるのが大きなメリットです。

例えば「市販フードに含まれる鶏肉が合わない」「小麦が原因かもしれない」といった場合でも、手作りなら牛肉や鹿肉、魚など他のタンパク源に置き換えることができます。

また、保存料や添加物を使わずに調理できるため、安心して与えられるという点も飼い主にとって魅力です。

ただしリスクもある

手作り食にはリスクもあります。最大の注意点は栄養バランスの難しさです。タンパク質・脂質・炭水化物の比率だけでなく、カルシウムやリン、ビタミン・ミネラルまで考慮する必要があり、知識が不十分なまま続けると栄養不足や過剰摂取につながることがあります。

アレルギー対応レシピの例

犬のアレルギー対策として手作りご飯を取り入れる場合、使う食材を慎重に選ぶことが大切です。

特に、牛肉や鶏肉、小麦などアレルゲンになりやすい食材は避け、アレルギーを起こしにくいとされるタンパク源や野菜を活用しましょう。ここでは一例を紹介します。

レシピ例①:鹿肉とサツマイモの煮込み

  • 材料:鹿肉 100g、サツマイモ 50g、ブロッコリー少量
  • 作り方:鹿肉とサツマイモを柔らかく煮込み、仕上げに細かく刻んだブロッコリーを加えて完成。

レシピ例②:白身魚と野菜のリゾット

  • 材料:タラなどの白身魚 80g、にんじん 30g、かぼちゃ 30g、白米少量
  • 作り方:野菜と白米をやわらかく煮たところに、加熱した白身魚をほぐして加える。

レシピ例③:ターキーとキャベツのスープ

  • 材料:ターキー胸肉 100g、キャベツ 40g、にんじん 20g
  • 作り方:すべての材料を水で煮て、柔らかくなったら細かく刻んで与える。

これらのレシピはあくまで一例であり、犬の体質や年齢、アレルギーの種類によって適さない場合もあります。

必ず少量から試し、異変がないか確認しながら取り入れるようにしてくださいね。

食物アレルギーになってしまったときの対応方法

愛犬にかゆみや下痢、皮膚の赤みなどの症状が現れたら、食物アレルギーを疑いましょう。

しかし、間違った自己判断や急な食事制限は、かえって症状を悪化させてしまうこともあります。

ここでは、「食物アレルギーかな?」と思ったときの正しい対処法を解説します。

まずは病院で検査を受ける(自己判断NG)

皮膚のかゆみ、下痢、嘔吐、耳の炎症などの、「食物アレルギーかな?」と思えるような症状が見られたら、すぐに獣医師に相談しましょう。

食物アレルギーと似た症状は、ノミ・ダニ、皮膚感染症、ホルモン異常、寄生虫などの他の原因でも発生するため、勝手な自己判断は厳禁です。

症状の原因を正確に把握するには医師による診察は欠かせません。獣医師に相談し、正しい診断と治療方針を立ててもらうことが、愛犬の回復へ近道です。

アレルゲンを特定する

愛犬の症状が食物アレルギーの可能性がある場合は、原因となる食材(アレルゲン)を特定する必要があります。その際は、必ず獣医師の指導のもとで進めることが大切です。

アレルゲンを特定する方法としては、まず除去食試験を行います。アレルゲンとなる可能性のある食材を完全に除き、症状の改善を確認する検査です。

除去食試験による症状の改善が確認されたら、疑わしい食材を一種類ずつ与えて再び症状が出るか確認する食物経口負荷試験を行います。

アレルゲンカットのフードに切り替える

食物アレルギーの症状を抑えるには、原因となるアレルゲンを含まないフードに切り替えましょう。

これまで与えたことのないタンパク源(鹿肉、カンガルー、ダックなど)のみを使ったものや、アレルゲンになる可能性が高い穀物を使わない(穀物不使用)なフード(グレインフリーフード)を選びます。

急にフードを変えると消化不良を起こすことがあるため、数日かけて少しずつ新しいフードの割合を増やすのが理想です。また、おやつやトッピングもアレルゲンを含まないものに統一することが必要です。

皮膚炎やかゆみなどのアレルギー症状を抑えるケア

アレルギー症状を抑えるケア方法
  • 低刺激・保湿シャンプーで定期的に洗う
  • エリザベスカラーや爪切りで掻き壊しを防止
  • 獣医師の指示による抗ヒスタミン剤やステロイドの使用
  • ストレスを減らし、リラックスできる環境づくり

フードの切り替えと併行して、皮膚炎やかゆみなどのアレルギー症状を日々のケアで緩和しましょう。

定期的なシャンプーで皮膚の汚れやアレルゲンを洗い流し、清潔な状態を保つのは、症状緩和の基本です。ただし、刺激の強いシャンプーは避けたほうが良いでしょう。

かゆみの悪化を防ぐために、エリザベスカラーの使用や爪切りを適切に行うことも有効です。獣医師から処方される抗ヒスタミン剤やステロイド剤を併用すると、症状が楽になります。

そのうえで、適度な運動やリラックスできる空間を用意してストレスを減らし、快適な環境を整えることが大切です。

腸内環境の改善・免疫力のサポート

食物アレルギーのリスクを軽減するには、腸内環境のバランスを改善して体が持つ免疫力を強化することが重要です。

腸内環境の改善のためには、善玉菌を増やす食事やサプリメントの活用が有効です。乳酸菌やビフィズス菌、発酵食品成分を配合したドッグフードやおやつを取り入れることで、腸内の善玉菌が活性化し、免疫機能をサポートします。

また、適度な運動や十分な水分補給も、腸の活動を促し、排便リズムを整える助けになります。

食事管理と生活習慣の両面から腸内環境を整えることで、愛犬のアレルギー症状の軽減が可能です。

参考:深田恒夫「犬猫の健康における腸内細菌の役割

犬のアレルギー対応フードに関するよくある質問

犬のアレルギー対応フードを検討している飼い主さんからは、「本当に効果があるの?」「どのくらい続ければいいの?」など、さまざまな疑問が寄せられます。

アレルギーは犬によって症状や原因が異なるため、正しい情報を知ることがとても大切です。

ここでは、特に多く寄せられる質問とその答えをまとめました。フード選びや実際に与える際の参考にしてくださいね。

フードだけでアレルギーは改善できる?

犬の食物アレルギーの場合、原因となる食材を除去したフードに切り替えることで症状が大きく改善するケースは多いです。

特に皮膚のかゆみや下痢・嘔吐といった症状は、適切なフードを与えることで数週間から数か月のうちに落ち着くことがあります。

ただし、フードだけで完全に改善するとは限りません。

食物アレルギーと環境アレルギー(花粉やダニなど)が重なっている犬も多く、その場合はフードの工夫だけでは症状が残ることがあります。また、炎症が強い場合には一時的に薬やサプリメントを併用して体を落ち着かせることも必要です。

アレルギー対応フードは一生与える必要がある?

犬の食物アレルギーは、基本的に完治するものではなく、原因となる食材を避け続けることで症状をコントロールしていく病気です。

そのため、特定のアレルゲンが明らかになっている場合は、長期的に対応フードを与え続けることが望ましいとされています。

ただし「一生同じフードしか食べられない」というわけではありません。

アレルゲンを含まない範囲であれば、他のブランドやレシピに切り替えることも可能です。例えば、鶏肉がアレルゲンなら牛肉や鹿肉ベースのフードを選ぶ、といった工夫ができます。

手作り食とアレルギーの関係は?

犬のアレルギー対策として、手作り食に切り替える飼い主さんもいれば、市販のアレルギー対応フードを選ぶ方もいます。

添加物や保存料を排除できるのも安心材料でしょう。ただし、栄養バランスを整えるのが難しく、知識や調理の手間も必要になります。

一方で、市販のアレルギー対応フードは獣医師や専門機関の基準に基づいて作られているため、栄養バランスが保証されているのが大きな強みです。

手作りが難しい場合は、市販のアレルギー対応フードを選んでみてくださいね。

>>おすすめのアレルギー対応フードを見る

食物アレルギー対策のアレルゲンカットドッグクフードのまとめ

食物アレルギー対策のアレルゲンカットドッグクフードのまとめ
  • 食物アレルギーは食べ物に含まれるアレルゲンへの過剰反応
  • 食物アレルギーを発症したら獣医師の指導の下アレルゲンを含まないフードに変える
  • アレルゲンカットにはシングルプロテインや穀物不使用のフードが良い
  • 食物アレルギー対策のフードなら、AATUやジウィピークがおすすめ

この記事では、愛犬が食物アレルギーになったときの対処法や、食物アレルギー対策におすすめのアレルゲンカットのドッグフードについて解説しました。

食物アレルギーを持つ愛犬には、アレルゲンをできるだけ避けたドッグフード選びが欠かせません。

獣医師と相談しながら最適なフードを選んで、愛犬が毎日安心して食事を楽しめる環境を整えてあげましょう。

>>おすすめのアレルギー対応フードをおさらいする

この記事を書いた人
執筆者

Apple Dog 編集部

穀物不使用ドッグフード専門店AppleDog」のブログ編集部です。

犬の健康を第一に考え、正しいフード選びに役立つ情報をお届けしています。

大切な愛犬との毎日がもっと健やかで幸せになるようサポートしていきます。

ドッグフード選びで迷った際はお気軽にお問い合わせください。

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