大型犬のドッグフードの選び方|成犬・パピー・シニア別におすすめを紹介
大型犬を迎えたとき、どのドッグフードを選べばよいか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
実は、大型犬には体格や成長スピードに合わせた専用のドッグフードが必要です。
小型犬と同じフードを与え続けると、関節や骨のトラブル、肥満などのリスクが高まることがあります。
本記事では、大型犬におすすめのドッグフードを成犬・パピー・シニア別に紹介するとともに、選び方の5つのポイントや切り替え時の注意点も詳しく解説します。
Apple Dogでは豊富な品揃えの中から、愛犬のライフステージに合ったフードをお選びいただけます。
ぜひ最後まで読んで、愛犬にぴったりのフードを見つけてあげてください。
※ いずれもグレインフリー対応。選び方の詳しい根拠は本文で解説しています。
大型犬には専用のドッグフードが必要!その理由を解説
大型犬には、小型犬とは異なる専用のドッグフードが必要です。
初めて大型犬を育てる方にとっては「わざわざ特別なものを選ぶ必要があるの?」と疑問かと思います。
以下に、その理由を3つに分けて詳しく説明します。
理由① 関節や骨への負担が大きい
大型犬は体重が重く、関節や骨への物理的な負担が小型犬よりも大きくなりがちです。
成長期には急激に体が大きくなる一方で、骨や関節の発達が追いつかないことがあります。
その結果、「股関節形成不全」や「肘関節異形成」などを引き起こすリスクが高くなります。
これらの疾患は生涯にわたって痛みや歩行障害を抱える可能性があるため、成長期から適切なドッグフードを選び、体重管理をすることが大切です。
うちのゴールデンは水遊びとボール投げが大好きで、体力を発散させるのに毎日必死でした。一番運動量が多かった2〜3歳のころは高たんぱくのフードを与えていて、ドッグランで走り回ってもバテにくく、しっかりした筋肉と骨格を保てていたと思います。体の大きな子ほど、毎日の食事で体を支えてあげることが大切だと感じています。
理由② 成長スピードが早く、肥満や栄養過多もリスクに
大型犬は子犬の時期から急激に体が成長する傾向があります。
体重が短期間で何倍にも増えることも珍しくありませんが、ここで注意すべきなのが「早すぎる成長」と「栄養の与えすぎ」です。
成長スピードが速すぎると、筋肉や体重に骨や関節の発達が追いつかず、発育異常を起こすリスクが高まります。
また、大型犬は体の大きさの割に基礎代謝がやや低いとされており、食べ過ぎると肥満になりがちです。
肥満は関節への負担だけでなく、心臓病・糖尿病・呼吸器系の病気など、さまざまな健康リスクにつながります。
成長期の大型犬は、カルシウムのとりすぎが骨や関節の発育トラブルにつながることが知られています。
大型犬にはカロリーや脂質、カルシウム量が適切に調整されたドッグフードがおすすめです。
理由③ 必要な栄養バランスが小型犬とは違う
大型犬と小型犬では、体のサイズや骨格構造だけでなく、必要とされる栄養バランスや摂取量にも大きな違いがあります。
小型犬は代謝が速いためエネルギー密度の高いフードが向いていますが、大型犬ではカロリーが高すぎると肥満や関節への負担につながるリスクがあります。
「適度にカロリーを抑えつつ、関節や骨の健康を維持できる設計」が大型犬には重要です。
「体が大きいから量を多くすればいい」という話ではなく、栄養設計そのものが体格に合っているかを意識しましょう。
大型犬用フードには「大型犬向け」と明記されているものが多いです。商品ページや成分表を確認しながら、愛犬の年齢・体重に合ったものを選びましょう。
大型犬向けドッグフードの5つの選び方
大型犬向けのドッグフードにも、さまざまな種類があります。
どのような点に注目して選ぶべきなのか、5つのポイントをそれぞれ詳しく解説していきます。
この5つを押さえておくだけで、フード選びに迷うことがぐっと減ります。
- ▶ ① カロリー密度と脂肪量はやや控えめが理想
- ▶ ② カルシウム1に対してリン0.7〜0.9程度のバランス
- ▶ ③ 関節ケア成分を含む
- ▶ ④ 消化器サポート・アレルギー・無添加に配慮された原材料
- ▶ ⑤ 体質に応じてグレインフリーも選択
① カロリー密度と脂肪量はやや控えめが理想
大型犬は体の大きさの割に基礎代謝が比較的低めです。
そのため、高カロリー・高脂肪のフードを与えると肥満につながりやすいです。
特に運動量が少なめの室内飼育の大型犬や、避妊・去勢後の犬ではカロリーオーバーによる肥満リスクがさらに高まります。
大型犬は脂質やカロリー密度を適切に抑えた設計のフードを選ぶことが非常に重要です。
ゴールデンは避妊手術のあと、一気に体重が増えて肥満気味になってしまいました。獣医師と相談して低脂肪・低カロリーのフードに切り替え、おやつもゆでたキャベツやブロッコリーに置き換えたところ、減量に成功しました。大型犬こそ「量」だけでなく、フードの設計とおやつまで含めた見直しが大事だと実感しました。
② カルシウム1に対してリン0.7〜0.9程度のバランス
大型犬の骨や関節を健康に保つためには、カルシウムとリンのバランス(Ca:P比)が非常に重要です。
成長期の大型犬においては、このバランスが崩れると骨の変形や関節トラブルを引き起こすリスクが高まります。
適切とされるカルシウムとリンの比率は「カルシウム1に対してリン0.7〜0.9程度」で、比率にすると1.1:1〜1.4:1の範囲が理想です。
「カルシウム=多いほど良い」ではなく、バランスが取れているかに注目しましょう。
「骨を丈夫にしたいから」と考えて、煮干しやヨーグルトをトッピングしてしまう飼い主さんも多いです。
しかし成長期の大型犬の場合、カルシウムのとりすぎで骨や関節の発育に影響が出るおそれがあるため避けたほうが無難です。
大型犬向けドッグフードはすでにカルシウムとリンのバランスが整っているため、ほかの食品で補う必要はありません。
③ 関節ケア成分を含む
大型犬は体重の重さから関節にかかる負担が大きく、股関節形成不全や関節炎などのトラブルを起こしやすい傾向があります。
日常的な食事から関節をケアすることは非常に重要です。
関節が弱ってからではなく、元気なうちから関節の健康を意識したフードを続けることがポイントです。
- グルコサミン:軟骨の成分のひとつで、関節の健康維持に役立つ
- コンドロイチン:関節内の水分保持を助け、クッション性を保つ
- EPA・DHA(オメガ3脂肪酸):関節の健康維持に役立つといわれる
④ 消化器サポート・アレルギー・無添加に配慮された原材料
大型犬は消化器がややデリケートな個体も多く、消化不良や軟便を起こしやすい傾向があります。
特に穀物や添加物に対して敏感な犬では、毎日の食事が体調に直結します。
原材料に注目して、以下の点を確認しましょう。
- 消化器サポート:高品質なたんぱく源を使用しているか
- アレルギー対応:トウモロコシや小麦などアレルゲンになりやすい原料を含んでいないか
- 無添加:合成の着色料・保存料・香料が使われていないか
⑤ 体質に応じてグレインフリーも選択
グレインフリー(穀物不使用)のドッグフードは、特定の体質やアレルギーに配慮したい場合におすすめの選択肢です。
小麦・トウモロコシ・大豆などの穀物にアレルギー反応や消化不良を起こす大型犬は少なくありません。
体質に合う子であれば、グレインフリーのフードに切り替えることで、便の状態が安定しやすくなることがあります。
- 穀物アレルギーに配慮できる
- 便の状態が安定しやすくなることがある
- 炭水化物を抑えたレシピが多い
- ヒューマングレード志向の製品が多い
- 肉や魚が多く、食いつきが良いものが多い
グレインフリーはすべての犬に必須ではありませんが、お腹が弱い子や皮膚トラブルが気になる子には合うことがあります。まずは小さいサイズから試してみるのがおすすめです。
大型犬におすすめの人気ドッグフード|パピー・成犬・シニア別に紹介
ここからは大型犬におすすめのドッグフードを、パピー・成犬・シニア別でそれぞれ紹介します。
どれも穀物不使用なので、穀物が気になる子にも選びやすいフードです。
愛犬のライフステージに合ったフードを選ぶことで、長期的な健康維持につながります。
【パピー/子犬におすすめ】アカナ パピー ラージブリード
- 成長期の骨と関節に配慮したカロリー・炭水化物設計
- 原材料の6割以上が肉・魚などの動物性タンパク質
- グレインフリー・ジャガイモ不使用
アカナ パピー ラージブリードは、大型犬の子犬向けに作られたドッグフードです。
骨や関節への負担に配慮してカロリーと炭水化物量が控えめに設定されており、成長期の急な体重増加を防ぎやすいのが魅力です。
原材料の約6割以上が肉・魚を中心とした動物性タンパク質で構成され、大型犬ならではの筋肉や健康な体づくりをサポートします。
穀物とジャガイモを使わないレシピで、消化の負担にも配慮されています。
飼い始めで「何を選べば良いかわからない」と悩んでいるなら、ぜひこちらを検討してください。
| 粒の大きさ | 直径約15mm |
| 原産国 | カナダ |
| カロリー(100g中) | 338kcal |
| 保証分析値 | 粗たんぱく質:33%以上 / 粗脂質:15%以上 / 粗繊維:6%以下 / 灰分:7%以下 / 水分:12%以下 / カルシウム:1.4%以上 / リン:1.0%以上 / オメガ6脂肪酸:2.4%以上 / オメガ3脂肪酸:1.2%以上 / DHA:0.4%以上 / EPA:0.4%以上 / グルコサミン:1400mg/kg / コンドロイチン:900mg/kg |
【成犬におすすめ】アカナ アダルト ラージブリード
- 脂肪とカロリーを抑えた設計で成犬期の体重管理に配慮
- タンパク源の60%を肉・魚など動物性原料で構成
- グレインフリー・ジャガイモ不使用
アカナ アダルト ラージブリードは、成犬期の大型犬向けに作られたドッグフードです。
脂肪分とカロリーを抑えた処方で、体重が増えすぎないよう配慮しながら健康な体を維持できます。
原材料の60%を肉や魚などの動物性タンパク質が占めており、成犬期に大切な筋肉の維持に必要な栄養をしっかり補給できます。
穀物とジャガイモを使わないレシピなので、穀物が気になる子にも選びやすいですよ。
基本的に、パピーには「アカナ パピー ラージブリード」、成犬以降は「アカナ アダルト ラージブリード」を選びましょう。
| 粒の大きさ | 直径約15〜18mm、厚さ約7〜10mm |
| 原産国 | カナダ |
| カロリー(100g中) | 338kcal |
| 保証分析値 | 粗たんぱく質:31%以上 / 粗脂質:15%以上 / 粗繊維:6%以下 / 灰分:7%以下 / 水分:12%以下 / カルシウム:1.4%以上 / リン:1.1%以上 / オメガ6脂肪酸:2.4%以上 / オメガ3脂肪酸:1.2%以上 |
【シニアにおすすめ】オリジン シニア
- 高たんぱく・低炭水化物設計で筋肉量を維持しやすい
- 85%が動物性原料で構成
- グルコサミン・コンドロイチン配合で関節の健康をサポート
オリジン シニアは、全犬種対応のドッグフードですが、シニア期の大型犬にも適した設計になっています。
筋肉量の維持が大切になる高齢期において、高たんぱく・低炭水化物という栄養バランスは大きなメリットです。
原材料の85%を肉や魚といった動物性原料で構成しています。
関節サポート成分としてグルコサミン700mg/kg・コンドロイチン600mg/kgを配合しており、関節が気になる大型犬のシニアにもおすすめです。
大型犬専用設計ではないものの、シニア期に求められる要素を満たしたフードです。
腎臓などに持病がある場合は、たんぱく質量について獣医師に相談してから選んでくださいね。
| 粒の大きさ | 直径約10〜15mm、厚さ約5mm |
| 原産国 | カナダ |
| カロリー(100g中) | 363kcal |
| 保証分析値 | 粗たんぱく質:38%以上 / 粗脂肪:15%以上 / 炭水化物:19%以下 / 粗繊維:8%以下 / 水分:12%以下 / 灰分:8%以下 / カルシウム:1.2%以上 / リン:0.9%以上 / オメガ6脂肪酸:3.0%以上 / オメガ3脂肪酸:0.8%以上 / DHA・EPA:各0.2%以上 / グルコサミン:700mg/kg / コンドロイチン硫酸:600mg/kg |
大型犬ドッグフードへ切り替え時の注意点と与え方
「今まで別のドッグフードだったけど大型犬用に切り替えたい」という方も多いと思います。
しかし、いきなりドッグフードを変えてしまうと、お腹の調子をくずすこともあります。
以下の3つの注意点を確認してから、切り替えを進めましょう。
① 1週間ほどかけて徐々に切り替える
ドッグフードを切り替える際は、1週間ほどかけて徐々に移行するのが基本です。
突然すべてのフードを新しいものに変えてしまうと、犬の消化器が対応できず、下痢・嘔吐・食欲不振などのトラブルが起こる可能性があります。
以下を目安として、徐々に変えていきましょう。
- 【1〜2日目】旧フード 75%:新フード 25%
- 【3〜4日目】旧フード 50%:新フード 50%
- 【5〜6日目】旧フード 25%:新フード 75%
- 【7日目以降】新フード 100%
ワンちゃんによってはさらにゆっくり進めた方が良い場合もあるため、便の状態や食欲を見ながら無理のないペースで進めてください。
うちの雑種の子は、フードを突然変えると下痢をしてしまう子でした。飽きて残すことがあったので2〜3種類のフードをローテーションしていましたが、切り替えるときは必ず1週間かけて、少しずつ混ぜる割合を変えるのがわが家の鉄則でした。
② 体重・運動量に応じて給餌量を調整する
大型犬は体格や犬種による差が大きく、一律の給餌量では適切な栄養管理ができないことがあります。
たとえば、同じ30kgの大型犬でも、毎日しっかり運動する子と室内で過ごす時間が長い子では、必要なカロリーは大きく異なります。
フードのパッケージに記載された目安を参考にしつつ、愛犬の体重や生活スタイルに応じて給餌量を柔軟に調整することが大切です。
避妊・去勢後は太りやすくなるワンちゃんも多いため、そのタイミングでの給餌量の見直しも忘れずに行いましょう。
③ 便・皮膚・毛艶の変化を観察する
フードが体に合っているかどうかを判断するために、以下のポイントを日常的にチェックしておきましょう。
フードとの相性は便や皮膚、毛並みにあらわれやすいため、切り替え後は特に注意して観察することが大切です。
- 便の状態:においが強すぎず、形がしっかりしていて拾いやすい硬さ
- 排便の回数・リズム:1日1〜2回程度で安定している
- 皮膚の状態:赤み・かゆみ・フケなどがなく、全体的にしっとりしている
- 毛並み・毛艶:ツヤがあり、触ったときにハリと柔らかさを感じる
かゆみやフケ、抜け毛の増加などが見られた場合は、フードの成分や脂肪酸バランスを見直すタイミングかもしれません。
すべてのワンちゃんにとって完璧なドッグフードは存在しません。
症状が続く場合は獣医師に相談しながら、愛犬に合ったフードを選んでいきましょう。
切り替え後の2週間ほどは、便の状態を記録しておくと変化に気づきやすくなります。気になる変化が続く場合は、かかりつけの獣医師に相談してくださいね。
まとめ
大型犬は体が大きい分、ちょっとした栄養のズレが健康リスクにつながることもあります。
カロリー密度や、カルシウム・リンのバランス、原材料など、さまざまな点をチェックして選びましょう。
本記事で紹介した内容を参考に、愛犬にぴったりのドッグフードを見つけてあげてください。
体に合ったフードを選ぶことが、シニア期まで元気に過ごすための体づくりにつながりますよ。
- 大型犬には骨や関節に配慮された専用のドッグフードがおすすめ
- フードを選ぶ際は「カロリー密度・Ca:P比・関節成分・原材料の安全性」に注目
- 切り替えは1週間かけて徐々に行い、急な変更は避ける
- 便・皮膚・毛艶の変化を観察してフードとの相性をチェックすることが大切

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