低タンパク質ドッグフードの選び方|腎臓病・シニア犬におすすめフード紹介
愛犬の健康を守るうえで、毎日の食事はとても大切なポイントです。
特に腎臓や肝臓にトラブルを抱えている子や、シニア期に入った子では「低タンパク質フード」が推奨されることがあります。
「低タンパク質ってどのくらい?」「普通のフードと何が違うの?」「本当にうちの子にも必要なの?」——そんな疑問を持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、低タンパク質フードが必要になるケースや選び方、注意点をわかりやすく解説し、おすすめの低タンパク質フードもご紹介します。
大切な愛犬の健康を守る食事を選ぶために、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
低タンパク質のおすすめドッグフード|【テラ カニス】アリベット 低タンパク 仔牛肉
【テラ カニス】アリベット 低タンパク 仔牛肉
- テラカニスの獣医師が成分調整した低タンパク質フード
- 全原料がトレーサブルな100%ヒューマンクオリティ品質
- 欧州ペットフード工業会連合の栄養基準をクリアしたコンプリートフード
タンパク質やリン・ナトリウムを抑えた食事が必要な愛犬向けにおすすめなのが、ドイツのドッグフードブランド「テラカニス」の「アリベット 低タンパク 仔牛肉」です。
テラカニスは、100%人間用の原料を使用し、製造工程も人が食べる商品と同じクオリティを保ったヒューマンクオリティの、こだわりのフードを提供しています。
ウエットタイプの「テラカニス・アリベット」シリーズは、愛犬の健康維持のためにテラカニスの獣医師が成分調整したフードで、低タンパク質の食事が必要な愛犬向けに調整されたのが「アリベット 低タンパク 仔牛肉」です。
穀物・疑似穀物不使用のグレインフリーです。天然原料のみを使用しており人工添加物は使っていません。
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の栄養基準をクリアしたコンプリートフードなので、総合栄養食と同じく、毎日食べ続けても健康を維持できますよ。
| フードタイプ | ウエット |
| 対象 | 成犬用 腎臓・肝機能の健康維持に |
| 原産国 | ドイツ |
| 原材料 | 仔牛の心臓(25%)、仔牛の肺(12%)、仔牛の脂肪(7%)、じゃがいも、人参(8%)、ズッキーニ、カボチャ(8%)、メロン、リンゴ、亜麻仁油、ココナッツ粉、ダンデライオン、バーチリーフ、パセリ、チアシード、カレンデュラ、イラクサ、オイスターシェル、海藻、ビタミン(A、D3、E、B1、B2、B12)、ビオチン、パントテン酸、葉酸、銅、マンガン、ヨウ素、亜鉛、セレン、カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、L-カルニチン |
| 成分値 | 粗タンパク質:5.6%/粗脂肪:8.9%/粗繊維:0.7%/粗灰分:1.0%/水分:78.8% 代謝エネルギー:119.5kcal/100g |
カートに入れる(お悩みに合わせてお選びください)
低タンパク質のドッグフードはどんな子に必要?
低タンパク質のドッグフードは、愛犬の健康にとって必須の成分であるタンパク質の量を抑えて調整しています。
そのため、どんな子にも与えてよいわけではなく、愛犬の健康状態や年齢に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、低タンパク質のドッグフードがどんな愛犬に向いているかを解説します。
腎臓や肝臓にトラブルを抱えている子
腎臓にトラブルを抱えている愛犬には、低タンパクの食事療法が必要になる場合が多くあります。
食事から摂ったタンパク質は体内で消費された後に「窒素性老廃物(尿素やクレアチニンなど)」として腎臓で処理されます。
しかし腎臓の機能が低下すると、これらの老廃物を十分に排出できず、血液中に蓄積してしまい、中毒症状や体調悪化の原因となってしまうのです。
体内でのタンパク質の処理の過程には、肝臓も重要な働きを担っています。
タンパク質がアミノ酸に分解される際に発生するアンモニアは、肝臓で尿素に変換され、最終的に尿として排泄される仕組みです。
しかし、肝炎や肝硬変などで肝細胞の機能が低下すると、アンモニアが血中に蓄積し、肝性脳症(意識障害、ふらつき、嘔吐など)の原因となります。
食事やおやつで多量のタンパク質を摂取すると、腎臓や肝臓に負荷をかけトラブルを悪化させることにつながります。
そのため、動物病院で腎臓病・肝臓病と診断された子には、低タンパク質フードが推奨されるケースが少なくありません。
高齢になったシニア犬
高齢になるとワンちゃんは腎臓や肝臓の動きが徐々に低下し、食事から摂ったタンパク質の代謝で生じる老廃物を処理する力も弱くなることが知られています。
腎臓や肝臓に明確なトラブルが出る前であっても、タンパク質の摂取量を適切に抑えた低タンパク質のフードを選ぶことは、腎臓や肝臓への負担を軽減するメリットがあります。
ただし、筋肉量や免疫機能を維持するために必要なタンパク質の量を確保することは忘れてはいけません。
獣医師と相談しながら、適切に抑えた量のタンパク質を摂取することが重要です。
獣医師から食事制限を指示された子
明確な腎機能・肝機能の低下や加齢以外でも、獣医師が低タンパク質の食事をすすめることがあります。
- タンパク質の分解や代謝に問題がある代謝異常や遺伝性疾患を持つ場合
- 高アンモニア血症やアミノ酸代謝異常がみられる場合
- 尿毒症や肝性脳症の兆候が見られる場合
どのケースでも自己判断で食事を変えるのではなく、獣医師の指示にしっかり従うことが重要です。
低タンパク質のドッグフードの選び方
ワンちゃんの健康状態に合わせて低タンパク質のドッグフードを選ぶことは重要ですが、ただタンパク質量が少なければ良いというわけではありません。
必要な栄養素をバランスよく摂れることが大切です。
ここでは、低タンパク食を選ぶ際に押さえておきたいポイントについて解説します。
タンパク質の含有量を確認する
| フードのタイプ | 低タンパク質フードの タンパク質含有量 | 通常の総合栄養食の タンパク質含有量 |
|---|---|---|
| ドライ | 14〜20% | 25〜30% |
| ウエット | 5〜8% | 7〜10% |
低タンパク質フード選びでは、まずタンパク量が適正に抑えられているかを確認しましょう。
フードには成分量が必ず記載されています。
通常のドッグフードと比較して低タンパク質のフードは、タンパク質量が2〜4割抑えられています。
ただし、ドライフードとウェットフードでは水分量が大きく異なるため、タンパク質の含有量にも差があることを覚えておきましょう。
質のよい原材料かを確認する
- 主要タンパク源が「肉類」「魚類」「鶏肉」など具体的に記載されているか?
- ビタミン・ミネラルなどの栄養バランスが整っているか?
- 不要な添加物が含まれていないか?
- 製造元が信頼できるか?
これらのポイントを押さえることで、低タンパク質であっても犬の体に必要な栄養をしっかり補えるフードを選べます。
特に腎臓や肝臓に負担がかかる場合は、消化吸収の良い高品質な原材料が使われているかどうかが、健康維持の大きなポイントになります。
また、人工添加物や保存料が少なく、栄養バランスが整っているフードを選ぶことで、長期的に安心して与えられる食事になります。
リンやナトリウムの含有量もチェックする
| フードのタイプ | 低タンパク質フードの 含有量目安 | 通常の総合栄養食の 含有量目安 |
|---|---|---|
| ドライ | リン:0.2〜0.4% ナトリウム:0.1〜0.25% | リン:0.6〜1.2% ナトリウム:0.3〜0.5% |
| ウエット | リン:0.08〜0.2% ナトリウム:0.05〜0.15% | リン:0.2〜0.4% ナトリウム:0.1〜0.3% |
低タンパク質フードを選ぶときには、タンパク質だけでなくリンやナトリウムの含有量も確認しましょう。
しかし、腎機能が低下しているとリンやナトリウムをうまく排泄できず、腎臓に過度な負担がかかってしまいます。
そのため、腎臓のケアを考えるなら、タンパク質だけでなく、リンやナトリウムの量を適度に抑えたフードを選ぶことが大切です。
低タンパク質と通常のドッグフードの違い
低タンパク質のドッグフードと、通常の総合栄養食のフードの比較を表にまとめました。含有成分や価格はドライとウエットに分けて記載しています。
| 比較項目 | 低タンパク質フード | 通常の総合栄養食 |
|---|---|---|
| 対象犬 | 腎臓病・肝臓病・シニア犬 | 健康な成犬、子犬 |
| タンパク質の含有量 | ドライ:14〜20% ウエット:4〜8% | ドライ:25〜30% ウエット:7〜10% |
| リンの含有量 | ドライ:0.2〜0.4% ウエット:0.08〜0.2% | ドライ:0.6〜1.2% ウエット:0.2〜0.4% |
| ナトリウムの含有量 | ドライ:0.1〜0.25% ウエット:0.05〜0.15% | ドライ:0.3〜0.5% ウエット:0.1〜0.3% |
| カロリー (100gあたり) | ドライ:320〜380kcal ウエット:70〜120kcal | ドライ:350〜420kcal ウエット:80〜140kcal |
| 価格 (100gあたり) | ドライ:250〜400円 ウエット:300〜500円 | ドライ:100〜200円 ウエット:150〜300円 |
| メリット | 腎臓・肝臓への負担軽減/シニア犬も安心/消化に配慮 | 栄養バランスが幅広い/成長や活動量の多い犬に最適 |
| デメリット | 筋肉量低下のリスクあり/価格が高め/嗜好性に差が出ることも | 腎臓・肝臓に疾患がある子には負担になる可能性あり |
ウエット・ドライの両方とも、低タンパク質フードはタンパク質やリン・ナトリウムの含有量が抑えられていることがわかります。
価格は、低タンパクのフードが通常のフードの2倍程度と高めなのがデメリットです。
また、通常のフードと比べると肉や魚などの動物性タンパク質が少なく、脂や旨味も控えめになりがちなため、食いつきが悪くなることがあることも覚えておきましょう。
低タンパク質のドッグフードに関する注意点
低タンパク質のドッグフードは、腎臓や肝臓に負担がかかりやすい愛犬にとって心強い味方ですが、与え方を間違えると栄養不足や体調の変化につながることもあります。
ここでは、低タンパク質フードを安心して取り入れるためのポイントや、気をつけたいことをわかりやすく解説します。
低タンパク質フードへの切り替えは獣医師と相談する
低タンパク質フードの選び方や量は犬の年齢、体重、持病の有無によって大きく変わるため、自己判断で与えるのではなく、必ず獣医師と相談することが大切です。
獣医師は愛犬の健康状態を総合的に判断し、必要な栄養を補いながら腎臓や肝臓に負担をかけないフードの種類や量を提案してくれます。
また、療法食として低タンパク質フードを取り入れる場合は、フードの切り替えだけでなく、定期的な健康チェックや血液検査を行うことで、愛犬の体調をしっかり把握しながら安心して続けられます。
タンパク質不足による筋力低下に注意する
低タンパク質フードによりタンパク質が不足すると、筋肉が減って体力が落ちてしまうことがあります。
特に高齢犬やよく運動する犬は、筋力を保つために十分なタンパク質が必要です。
筋肉量が減ると、歩く力やジャンプ力が弱くなり、日常生活に影響が出ることもあります。
低タンパク質フードを与えるときは、愛犬の年齢や体格、運動量に合わせて必要な栄養がしっかり補われているかを確認しましょう。
獣医師と相談しながら、筋力を維持できるタンパク質量を見極めることで、健康を守りつつ安心して低タンパク食を続けられます。
低タンパク質フードへの急な切り替えは避ける
低タンパク質フードに切り替えるときは、愛犬の体調に配慮してゆっくり進めることが大切です。
急にフードを変えてしまうと、下痢や食欲不振など、胃腸のトラブルの原因になることがあります。
具体的には、最初は以前のフードに少量だけ新しいフードを混ぜ、徐々に比率を増やしていく方法が安心です。
切り替えのスピードや期間は、年齢や体調によっても変わるため、獣医師と相談しながら進めましょう。
低タンパク質のドッグフードに関するよくある質問
低タンパク質のドッグフードについて、初めて使う方は疑問や不安を感じることも多いですよね。
ここでは、そんなよくある質問にまとめて答えていきます。
Q. 健康な子に低タンパク質フードは必要?
健康な犬に低タンパク質フードは基本的に必要ありません。
タンパク質は筋肉や皮膚、被毛、免疫など、体をつくる大切な栄養素のため、腎臓や肝臓に問題がない犬には、栄養バランスの整った通常のフードで十分です。
Q. おやつやサプリも低タンパク質にした方が良い?
腎臓や肝臓にトラブルがある犬の場合は、おやつやサプリも含めてタンパク質の摂りすぎに注意することが大切です。
低タンパク質フードを与えていても、高タンパクのおやつやサプリを追加すると、腎臓や肝臓に負担がかかってしまうことがあります。
愛犬の健康状態に合わせて、獣医師と相談しながら選びましょう。
Q. 愛犬が低タンパク質フードを食べない場合はどうしたら良い?
低タンパク質フードにすぐ慣れない犬もいます。
その場合は、まず以前のフードに少しずつ混ぜて与え、徐々に比率を増やしていく「段階的な切り替え」が効果的です。
また、フードの温めや少量のトッピングで香りや味を工夫すると食べやすくなります。
どうしても食べない場合は、無理に与えず獣医師に相談して、食欲や健康状態に合った方法を一緒に考えてもらいましょう。
低タンパク質ドッグフードのまとめ
- 低タンパク質のドッグフードは腎臓・肝臓病を抱えた子や高齢犬が対象
- 低タンパク質のフード選びではリンやナトリウムの量にも注意
- 低タンパク質フードは必ず獣医師の指導に基づいて与える
- 低タンパク質フードならテラカニスの「アリベット 低タンパク 仔牛肉」がおすすめ
この記事では、低タンパク質のドッグフードについて解説しました。
低タンパク質フードが適した愛犬のタイプや、フードの選び方を説明し、おすすめのフードを紹介しています。
低タンパク質フードを必要とするのは、日々の健康に気を付けなければならない腎臓や肝臓にトラブルを抱えた子や高齢犬です。
愛犬の体調や年齢に合わせて、獣医師と一緒に最適なフードを選んであげましょう。
参考文献
- ・ 板根 弘「イヌのライフステージと栄養」ペット栄養学会誌 27(2), 2024 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/27/2/27_83/_pdf/-char/ja
- ・ Gang-Jee Ko 他「The Effects of High-Protein Diets on Kidney Health and Longevity」Journal of the American Society of Nephrology, 2020;31(8) https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7460905/
- ・ FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)による栄養ガイドライン https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/12/2/12_81/_pdf/-char/ja

カート
ガイド
お気に入り